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紙のはなし

楮(こうぞ)

クワ科の落葉低木で、古くから和紙の材料として使われてきました。

いまでも和紙の主要原料であります。

楮の皮の繊維は麻に次いで長く、繊維が絡み合う性質が強いので、楮で漉かれた紙は粘りが強く丈夫な紙となります。

楮の果実は集合果で、甘みがあり食べられますが、花糸部分が口に残って舌触りが悪いので、桑の実のような果樹としての価値はありません。

楮紙(こうぞし)

楮の樹皮繊維を原料として漉いた紙のことです。

繊維の長さが15~20mmと長く、強度に優れ、美しく、しなやかな仕上がりとなります。

このような特徴から重要な公文書や経典、書籍など長期の保存が必要な用紙として、また和傘や障子、襖などの身の回りの商品にまで使われて、和紙の代表的な存在とされてきました。

原料処理が困難な麻や、栽培が難しい雁皮(がんぴ)と違い、原料加工がしやすく栽培がやさしい楮は、農耕が困難な山間の地域でも農家の副業として盛んに栽培されました。

明治以後には三椏紙(みつまたし)と共に日本の和紙の主力となりましたが、第2次世界大戦後の和紙の衰退とともに生産量は激減してしまいました。

坪量(つぼりょう)

1平方メートルあたりの紙1枚の重量のこと、米坪という表示が使われることもあります。
重量単位にはグラムを用い、g/㎡と表示します。

同じ銘柄の紙の場合、坪量が大きくなるほど、厚い紙といえます。

ただし、紙の製造方法は様々でその密度も銘柄ごとに違いますので、違う銘柄の紙を比べる場合は坪量の大小だけでは紙の厚い薄いは判断できません。